意味を知ってからお店に伺うと、少し印象が変わるかもしれませんし、嬢との会話のきっかけになったりするかもしれませんので暇な時にでも是非ご覧下さい。
ちなみにこちらの記事は時間を見つけて随時加筆修正を行っていく予定です。
目次
サバイ(สบาย)
日本全国にあるタイ古式マッサージ店で正確に統計を取ったとしても、間違いなく使用回数トップ3に入るであろう言葉がこちら。
当サイトに掲載されているタイ古式マッサージ店に限ってもこんなに数があります。
そんなサバイ(サバーイ)の意味は
「心地よい、気持ち良い」
マッサージ店での使用頻度が高いのも納得の言葉です。
サバイ(サバーイ)の単語のみで店名に使用されるケースも多いですが、
サバイサバイ(とっても気持ちいい)
等と重ねて強調して使用する場合や
サバーイディー(元気な)
等別の言葉と組み合わせて使用されているケースも多いようです。
店名に「サバイ(サバーイ)」が使われているタイ古式マッサージ店一覧
チェンマイ(เชียงใหม่)
こちらはタイ北部の都市名。
13世紀末から16世紀半ばまでランナータイ王国の首都として繁栄し現在も100を超える古寺院が残っている為、タイの中でも有数の観光地となっています。
タイ古式マッサージを大きく分けるとバンコク式(ワット・ポースタイル)とチェンマイ式(ランナースタイル)の2つがあるのですが、こちらの店名を用いているお店では後者のスタイルでタイ古式マッサージを提供しているお店なのでしょう。 今度別の記事で詳しく解説する予定ですが、指圧メインのバンコク式に対してヨガの影響が色濃いチェンマイ式ではストレッチ等の施術のバリエーションが豊富なようです。
バンコク(กรุงเทพฯ)
タイの首都であるバンコク、上のチェンマイの項でも説明している通りタイ古式マッサージのもう1つ「ワット・ポースタイル」が盛んな地域でもあります。
実はバンコクと言うのは首都の正式名称ではありません。
正確なタイの首都の名称は
「クルンテープマハーナコーンアモーンラッタナコーシンマヒンタラーユッタヤーマハーディロッカポップノッパラットラーチャターニーブリーロムウドムラーチャニウェートマハーサターンアモーラピマーンアワターンサティットサッカタティヤウィッサヌカムプラシット」
タイ語で書くと
になりますが、余りにも長すぎるので現地の人は省略して「クルンテープ」と呼ぶ事が多いんだとか。ちなみにクルンテープは「天使の都」と言う意味を持つ言葉だそうです。
クルンテープやマナハコーンを店名に用いるお店もたまに見かけますよね、ちなみにマハナコーンは「偉大なる都・巨大都市」を意味する言葉なんだとか。
上記の長い正式名称の中でもその2つは結構店名の使用頻度が高いように思います。
アユタヤ(อยุธยา)
アユタヤはバンコクの北約60キロメートルにあるタイ中部の都市で、アユタヤと言う言葉はサンスクリット語で「平和な都」という意味を持っています。
また、アユタヤ王朝は14世紀半ばから約400年の長きに渡って東南アジア有数の交易港として栄えていたのですが、1767年ビルマ軍の侵攻によってアユタヤ朝は滅んでしまいました。
1991年には王宮や寺院などがあるアユタヤ歴史公園、ラートブルナ寺やマハータート寺などの数々の遺跡並びに周辺の古都が「古都アユタヤ」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録されました。
プーケット(ภูเก็ต)
プーケットはタイ南部のアンダマン海に面するタイ最大の島で、タイの首都であるバンコクからは南へ約900km程の距離、飛行機で約1時間20分程で行く事が出来ます。
エメラルドグリーンの美しい海と真っ白な砂浜が特徴的でその美しさから「アンダマン海の真珠」等と呼ばれており、世界有数のリゾート地として知られており年間欧米等から数百間人の観光客が訪れます。
「日本に居ながらにしてリゾート気分を味わって欲しい」
そんな思いでオーナーの方はこの地名を店名に用いたのかもしれません。
パタヤ(พัทยา)
パタヤはバンコク東南の165kmにある高級リゾート地で、マリンスポーツ等も盛んです。
元々は小さな漁村だったのですが、ベトナム戦争の際に米軍が近隣のラヨーン県にある空軍基地を使用し、その際にパタヤを保養地として利用した為、主に男性向けの産業が盛んになり地域が発展したようです。
サワディー(สวัสดี)
日本語だとサワッディーと記述される事もあるこちらの言葉、簡単に説明すると「こんにちは」という意味で正式には同時に合掌を行うのが正しいとされているそうです。
尚、サワディーにはこんなエピソードが有ります。
「サワッディー」という語は人造語であり、自然発生した挨拶ではない。「サワッディー」の語が誕生する以前は「パイナイマー?」(どこへ行ってきた?)や、華僑の影響でしゃべり始められたと考えられる「キンカーオルーヤン?」(ご飯もう食べた?)「サバーイディーマイ?」(お元気ですか?)などの語が出会い頭の挨拶代わりに使われていたとされている。
1931年にラジオ放送が開始された際に、当時チュラーロンコーン大学文学部の教員であったプラ・ウッパキットシラパサーン(本名、ニム・カーンチャナチーワ)によりラジオの放送終了時の挨拶として考案した。語源は英単語のswastikaの語源ともなったサンスクリット語のsvastikaaが活用した形であるsvastiのタイ訛りsawat(di) (สวัสดิ์ サワッ)の最後の黙字のdiを純タイ語であるdii(ดี ディー「良い」)に変えた物。このため「サワッディー」とは「良い吉祥」という意味になる。
(出典:Wikipedia)
実際に日常の挨拶として使う場合は、男性であれば語尾にクラップをつけて
サワディークラップ
女性であれば語尾にカーをつけて
サワディーカー
と言う風に言います。
ちなみに語尾の「クラップ(カー)」は肯定と言う意味合いの言葉なので
単体で「はい」と言う意味合いで返事に用いられたりするようです。