【タイ古式マッサージ用語】トークセン(Tok Sen)について解説します

この記事の概要

 タイ古式マッサージ店で割りと良く見かけるメニューの1つである「トークセン」

名前自体は良く見かけるけれども試した事が無く、さらに言えばトークセンについて良く判らないから興味はあるけれどもちょっと躊躇してしまう・・・なんて方も多々いらっしゃるかと思います。

今回こちらの記事ではそんなトークセンについて動画を交えつつ解説してみたいと思います。次にタイ古式マッサージ店でメニュー表記を見かけた際に「今回は試して見よう」なんて方が1人でも多くいらっしゃれば幸いです。

 

トークセンについて

トークセン(トークセン療法)について私が知る限りの解説をさせて頂きます。

 
トークセンとは北部タイの伝統療法でありセン(体内のエネルギー経路)に対して木槌と杭を使ってアプローチするマッサージ方法です。
 
トークセンに使われる木槌は普通の木では無く「雷の落ちたタマリンドの木」から作られており、それによって天からのエネルギーを得る事で施術の効果を高めるとされているようです。
 
ちなみにタマリンドの実はタイや南インド辺りではメジャーな食材であり、日本でも梅干のような状態になったタマリンドや、既にペースト状になったタマリンドをアジアン食材店等で手に入れる事が出来ます。
 
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↑これがタマリンド、これをぬるま湯に漬けてふやかし手でギュっと絞って絞り汁を取り料理に加えます。タイ料理ではパッタイに入れたりタマリンドソースを作って炒め物に加えたりして使いますし、南インド系のカレー屋さんでも良く使われる食材です。
 
手や肘等で行う通常のタイ古式マッサージと違い、トークセンでは筋や腱を木槌で叩いて筋肉の緊張をほぐす事によって腱をも緩ませるため、筋肉や腱だけでなく関節等の痛みにも効果があるようです。

ちなみに杭に関してはタマリンドの木だけでなく象の牙や骨を使った物もあります。

凝りが酷い方を手でほぐすのにはかなり時間がかかってしまいますが、トークセンでトントンと叩く事により手よりも断然に凝りのほぐれが早くなるので凝りが酷い方にこそ特にオススメの施術方法です。

 

トークセンについての解説動画


Toksen massage: Legs(トークセン:足)in TTC Spa School

タイ北部の都市チェンマイにあるタイマッサージスクールが日本の方向けにアップロードしている動画、チェンマイと言えばタイマッサージにおけるメジャー中のメジャーな都市、日本にあるタイマッサージ店でも「チェンマイスタイル」なんて銘打ってるタイ古式マッサージ店が多々ありますね。また今度別記事でタイマッサージのチェンマイスタイルとバンコクスタイルの違いなどについては解説させて頂こうと思います。

 


肩 背中 腰 揉みほぐし と トークセン 30分

こちらの動画は30分間淡々とトークセンの施術風景が続きます、解説は最小限のテロップによる注釈のみですが、だからこそ木槌のトントンと言う音と施術の様子がわかります。解説動画と言うよりはASMR動画としてご覧下さい。

 


What’s Tok Sen? トークセンってナニ?

 日本トークセン協会の理事長様によるトークセン施術の様子です。日本にトークセン協会なんて物がある事を私はこの動画で初めて知りました。

 


治療院級?本場チェンマイでトークセン(Tok Sen)を体験!徹底レビュー | タイ第二の都市チェンマイにぷち移住#11

 こちらはタイ本国のチェンマイにあるお寺でのトークセン施術の様子です。驚くべきは料金の安さ、2人で500バーツ(日本円で約1690円)とは凄いですね。

 


背骨に当てないためのトークセン授業(左手のホールドワーク)
 今回紹介する中でもこちらの動画が一番木槌の音が心地よくて好きです。静寂の中に一定のリズムで響くトントンポクポクと言う木槌の音が現代人の疲れた心を癒してくれます。

 

この記事のまとめ

トークセン施術は普通のタイ古式やオイルマッサージよりも早く筋肉や関節をほぐす事が出来る優れた技術です、マッサージ店でいまいちコリがほぐれなかったと感じる事があるような方は一度試して見ると良いかもしれませんね。
トークセンが受けられるタイ古式マッサージ店一覧

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